お金で命を買いつなぐもの
愛犬ヨークシャテリアのサラの病名がわかった。
糖尿病
半年前から体重が3分の2となり、心配して動物病院へ診察に行ってから3週間後、やっと病名が確定できた。
糖尿病は人でも多い病気であるが、なると厄介な病気だ。
朝晩の一回のインスリン接種と投薬しなければならない。
インスリン接種は首元の脊髄を外した柔らかい部分に注射する。
注射針も細いのだが、最近のサラはその注射が嫌らしく、きまって小生が準備を始めると逃げるようになった。
ガリガリに痩せたサラの体、接種場所を何度か失敗して骨に当ててしまったせいもある。
ペットが病気になって苦しむのはしのびない。
犬猫などは生きて15年位、必ず来る宿命なのだ。
サラは11歳になろうとしている。
出来るだけ家族として長く一緒にいたい。
ペットの病気、経済的負担も大きいが、それ以上に無くす共有の時間は貴重だ。
お金で延命できるならば自然死にちかいかたちであの世へ送りたい。
時間は待ってくれない。死も待ってくれない。
このかたちの無い大切なものが取り上げられるまえに、
この時間を大切にしたい。
サク