羊をめぐる冒険
本日、読了する。
羊をめぐる冒険 村上春樹 講談社文庫
非日常性の感性を楽しむには村上春樹にかぎる( ^ω^ )
羊の野生的な本能は、とても組織的な集団においてドラスティックに機能するのかもしれない。
長年、企業人であった小生にとって、出世競争は羊界のハイアラキーな構造を彷彿とさせる。
・・・とか語ると、本の内容がそんな堅苦しいものかと思うかもしれないが、村上春樹の本です( ^ω^ )
彼の描く女性キャラは、いつも魅力的ですね。惚れてしまいます笑
初期の頃の作品か、もう少し突き抜けていても良いと思いました。
読後感として、恵まれた時代の映画「ニーチェの馬」のような疲労感がありました。
小生の日常が、非日常性をよしとしているため、現実世界と空想世界とか交錯した日常となっています。
傍目には、世捨て人のような人格となりつつあるかもしれません。
群れず、個人的価値観を大切にしています。
サク