小説「椿姫」に古今の風俗事情を思ふ
こんばんは!
朝晩のひんやりがリクガメ達を完全な野外飼育へ移行できない主人サクでございます。
タイトルが危険な香りプンプンですが大真面目な内容ですので安心してください笑
本日、たぶん3度目の読了となります。
超有名な小説である、
椿姫 (新潮文庫)/新潮社
アレクサンダー・デュマ・フィス ”椿姫”
を久しぶりに読みました。
これを見て主人サクは、やはりどっか可笑しい奴と思うでしょうね笑
オペラ歌劇としても超有名ですが観たこともありません。
ほとんど女性の方が読まれた小説だと思いたいですが・・・。
それでも読んだことのない方もおりますでしょうからストーリーには言及しません。
古今東西、人間が生き物として存続するうえで、商売として風俗業というものは存在します。たぶん、未來永劫でしょう。
R18にならないように努めます笑
今の時代に生きる若者にとってAV女優さんって、19世紀中頃にあったフランスのパリ社交界にいた高級娼婦のような存在なのでしょうか。
所詮は主人サクも動物という生き物、そしてオスとして此の世に存在するわけで、此の世に女性の存在しない世界なんて想像したくありません。
ただ、少し世間に擦れてコジンマリと少しだけ理性が本能より上積みされた男として、今の若い男の子が思うようにはなれません。
そう思いたくないという意思の力もあるわけですが・・・。
ある意味、今の風俗業界、特にAV業界はストレート過ぎてグロテスクとさえ感じます。
こんなことを書いて世のAV好きな若者に格好の攻撃対象になって当ブログが炎上しないことを祈ります笑
ある社会心理学者が今のAV業界に働く女性の心理を解説したコラムを目にして少し違和感を感じたのです。
その方が曰く、AV女優たちは人間の尊厳を切り売りしているということでした。
ということは、尊厳とは秤で計れるようなものなのでしょうか。
いえいえ、主人サクはそんなものではないと思います。
尊厳とはゼロかイチか、無か有か、白か黒か、そのようなものだと思います。
一度、どんな目的であっても汚れてしまった人間の尊厳は、半永久的にゼロからイチへ元どおりに戻すのは極めて難しいというか、できません。
どれだけ世間の人間関係が希薄になったとして、人間の習性としての社会的制裁から一生逃れることはできません。
まして完全に独りで余生を生きるとしても、心の内からの罪悪感で苛まれて生きるは残酷です。
尊厳崩壊が進行中の場合は自分の行動を正当化するために、世情の都合良い解釈で自分を騙さないといけません。それから人生のピリオドを打つまで耐えることは苛酷でしょう。
マルグリット・ゴーティエの真実の愛の姿、その根底にあるものは壊れてしまった人間としての尊厳回復への唯一の答えであったわけです。
大切なのは悲しきながら人間は社会的な動物なのです。孤独では生きていけません。
若者よ! 世間に蔓延する歪んだ風潮、汚い大人の論理で人生を操作されないように心眼を身につけなさい。
軽はずみに衝動的な行動に走らないこと、その反面教師として「椿姫」を読んだことなければ是非読んでみてください。
とくに思春期を迎える女の子を持つご両親には娘さんに薦めて絆の理解を深めて頂きたいと思います。
長く読まれ続けるものには、生き方の真理があり、そこから導かれる道義というものがあります。それが心の中に醸成して一人前の人間へと成長するのではないでしょうか。
ちょっと書き始めに思ったニュアンスより固めな文調になってしまい失礼しました。
主人サクの人生経験を通しての一信義です。
これから思春期を迎える若者よ! 素敵な恋愛をしてくださいね。
決して風潮に流されて騙されるなよ!
パラディン:「爬虫類の目って大事だよね」
サク