蝶樹の浅海人奇譚

to be or not to be anywhere to be that i will be … to be going to go on with the tortoise 'Saku' and my sincere companion , If justice is human love …

若者よ!ノーベル賞受賞を表層で喜ぶなよ!!

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大隈良典先生のノーベル受賞、おめでとうございます。

 

しかし、僕は両手を挙げて喜べない。

 

日本人の誇りと各マスコミがお祭り気分だ。

 

確かにその一面はある。

 

馬鹿なNHKは自慢気に報道する。

 

先生の成果を米国研究が臨床試験レベルまで達成されていると。

 

国際社会としては偉大な貢献である。

 

それでは日本経済として先生の成果は先行利益として貢献してるのだろうか?

 

あなたは、また、金に繋げる下品な話を!と言うだろう。

 

知的財産も大切な経済力だし、国防力である。

 

例えば、ドイツのバイエルを紹介しょう。

 

現在でも最大手の国際医療薬品メーカーだ。

 

バイエルが急激に成長拡大したのは感染症抗生物質ペニシリンをいち早く医薬品として販売したことによる。

 

薬学関係の方はご存知のとおり、薬価とは製造段階で数円のものが100倍にも1000倍にもなって患者に渡る。

 

知的財産が国の経済に直結するわけである。

 

だから、アメリカに先行開発されないように、優れた研究者に日本のなかで研究に専念できる研究費と環境を充分に与える政策は推進されないといけないのだ。

 

安倍さん、確かにおめでとうだけど、過去のほとんどノーベル賞受賞した日本人たちはアメリカの大地で研究者として飛躍し結果をだした現実、国が富めない問題の本質を本当に理解してますか?

 

余談だが、バイエルはペニシリンと同額ぐらいの膨大な金をヘロインで稼いだ企業としても有名だ。

 

若者よ、表層だけでなく、裏側にある権力とそれがもたらす非均衡な現実面に気づくことだ。

 

だから僕は両手を挙げて喜べない。

 

 

 

サク キョロキョロ