蝶樹の浅海人奇譚

to be or not to be anywhere to be that i will be … to be going to go on with the tortoise 'Saku' and my sincere companion , If justice is human love …

IQ70の僕のジレンマ


最近はブログ書く切っ掛けがつかめない。今回は早起きしたせいか、いつも書き殴りでも少し長文になるような気がします。

いつも悩むこと、皆に分かってもらおうとすると抽象レベルがあがって焦点が呆けてしまうし、核心を伝えたいとすると具体的に嫌な専門用語を使わざる得ないし、理系畑を歩んできた僕には決まった学問として文学を習っていないので、読み難いところはご了承下さいm(_ _)m



政治の起源 フランシス・フクヤマ 講談社


この本は出た当初に歴史を学ぶ切っ掛けとなった本です。

日々の生活に忙殺され、最近にまた読み返してみた。ですから、僕の学びの歴史は浅学なのです。

IQだって、小学時代だと思うが70ぐらいだと記憶しています。僕のポンコツ頭の記憶容量は一般人平均をはるかに下回ると思います。

この本の中身は、あまりにも膨大な集団で生きる知恵を学ぶうえで、僕の潜在意識に染み込ませるのに大分時間を要しました。

この本の影響で今ではブログでは書けない戦前であれば特高警察に捕まるような禁書を麻薬のように読み耽る時間が楽しくて仕方ありません。

30代まではあらゆるアウトドア的楽しみと世俗的遊びに興じていた僕ですが、元来に哲学好きなわけで、今に至って知れば知るほど世俗的な娯楽が超馬鹿馬鹿しくなってしまいました。

言葉を持てない陸亀始め爬虫類ペットと静かに精神的に俗世間とは距離をおき、真の民主主義、いや進行形で進化しようとするイデオロギーを超越した自由のなかで悦楽な知的遊びに興じております。

現代社会に蔓延する鬱などの精神病で経済活動から取り残されてしまった人達に言いたい。

現実の世界はそんなにソリッドで生き難い世界ではないですよ。なにも孤立して死ぬほど悩むことなど無いし、今の日本に生まれたことが超ラッキーであり歴史や世界情勢が誰もが情報として簡単に入手できることを実感してほしいわけです。

識字率もパーフェクトだし、認識に必要な知識は義務教育で与えられるし、それ以外は知識を生きる知恵として活かすかどうかです。

日本人の伝統とは規律性と調和を大切にする国民性にあると思います。僕が確信していることは、日本人だけが国際的社会を持続させることのできる民族であり、アメリカではないということです。

白い有色人種の文化では人類は救えないでしょう。

日本の若者たち、取っ掛かりはアニメでもゲームでもよい、知識が広がることによって僕みたいに戦後教育の落ちこぼれで少ない記憶の粒でもシナプスがスパークして繋がり、日頃見えない不都合な現実社会の裏側の論理を回避して気楽に生活することはできてます。

そんな僕でも人間も半世紀以上生きてると絶えず自己矛盾で精神的な葛藤に苛まれます。

それまで長年に擦り込まれた社会的価値観や道義的信条が時代的変化によってもたらされる新しい価値観とのせめぎ合いに苦しみます。

そんな事など感じ無いという人達が脳天気と思うわけですが、意外に楽しみの刺激が少なくても満足できる特権階級なのかもしれません。

皆、個性は大切にすることが人道的善の定義として常識としています。

間違いでは無いですが、現代人の多くは個性を理性抜きで特殊性と混同してる誤解を感じます。

明らかに醜い異質なものには明確に排除できますが、一見判断できない新しい観念を発する対象には安易に受け入れずに十分に思考し本質を理解すべきだと思います。

そのためには僕が先に触れた自己矛盾との葛藤の大切さだと思います。

経済偏重と物質至上主義、人の本能である108なんか少なすぎる煩悩により、強欲の個人主義に堕ちるのが聖人以外の僕を含めた愚かな人間なのです。

しかし、地球環境が人類の生息に適さなくなるまえに人類が滅びないために、この難題を乗り越えなくてはなりません。

これは最近知った哲学者として貴重な女性のシモーヌヴェイユから得た知見です。固定観念に執着し過ぎることの人間性の危うさであり、自己否定する勇気とそこから乗り越えていくことで見える世界観に我々の理想的な時空間が広がっているのだと気づきます。

語った哲学者が誰かは忘れてましたが、個性にはオリジナリティなど存在せず、他人の人格や外部からのメタファーの集合体が個性なのです。

一見無駄だと感じること、人を正す以上に自分を正すことが周囲の社会環境を正す源泉だということです。だから、イジメなどあらゆる差別的行動は本能としてDNAに刻まれたものでも、ダーウィン的にこれからの長い年月を持って淘汰すべき観念なのだと思います。


この辺で文章を締めます。こんな空論が沸々と潜在意識から湧いてきて永遠に思考となって切りがなく書きまくり人格が崩壊しますし、誰にも相手にされずに読まれないだろうから。ここまで読んでくれた律儀な方に感謝します( ^ω^ )


サク