蝶樹の浅海人奇譚

to be or not to be anywhere to be that i will be … to be going to go on with the tortoise 'Saku' and my sincere companion , If justice is human love …

B層か、C層か、A層ではない


今朝の冷え込みは厳しかったです。

寒いと、じぃーっと読書するのも手がかじかんでつらい。

早く本格的な春よこい( ^ω^ )


本日、下記の本を読了する。



ミシマの警告 - 保守を偽装するB層の害毒 -
   適菜 収 著 講談社+α新書

 読後感として、正直に自分の価値観を含め、信条として世間一般と反りが合わない息苦しさ、そんな違和感が無くなったような不思議な満足感があった。

 小生は政治について決まった支持政党はない。

 「B層の害毒」とあるように、大衆をタイプでアルファベットA~Dの4層に分けている。そのタイプは次の通り。

 A層 IQ高 POSITIVE
 B層 IQ低 POSITIVE   <--- ここに日本国民の割合が大きい
 C層 IQ高 NEGATIVE
 D層 IQ低 NEGATIVE

 このB層集団が戦後70年で政治を貶めた原因としている。例えれば小泉内閣支持基盤など。

 何が害なのか?

 ポピュリズム、つまり政治が大衆を操作して権力を維持する手段として、大衆の欲望を緻密に分析し迎合した政策でコントロールする形態、それに慣れて鈍感になってしまったB層が日本社会を駄目にしていると作者は強く危機感を訴えている。

 文学者でない思想家として三島由紀夫の残した記録を引用し、また作者は自ら哲学者としてニーチェも取り上げている。

 小生も少し右寄り(保守)と自称していたのだが、この本を読んでハンマーで頭を殴られたように未熟な思想が恥ずかしくなる。

 そしてマスメディアを賑わす有名な政治家や論者を豚呼ばわりに貶す。

 特に橋下徹氏には詐欺師やサイコパスとまで非難してる。

 保守とはなんぞや?

 「人間理性に懐疑的である」主義となる。

 これで益々理解に苦しむ方は、この本を読んでみてください( ^ω^ )

 抽象的概念やイデオロギーには安易に流されない強い精神性が必要です。

 この本を読んで、さらに政治に政党無支持な姿勢は強化された。

 過去の小生の思想および行動は、まさしくB層であったわけだ。

 少し自民党を応援していたが止めます。

 しかし、ミシマは凄い人でした。



 サク