蝶樹の浅海人奇譚

to be or not to be anywhere to be that i will be … to be going to go on with the tortoise 'Saku' and my sincere companion , If justice is human love …

スポンジのような社会性

こんばんは。

西日本を台風が通過してる最中、ひたすら忙殺される時間を過ごしていた主人サクです。

知人に被害が無かったようで良かったです。



いきなり本題となります。

ずっと大好きな幕末動乱を背景とする人間ドラマ「花燃ゆ」を観てます。

設定が女性向けということなんでそれなりに観てます。が・・・

ちょっと設定に無理があったのかなぁ・・・と思います。

で、巷は不評が爆発とか、視聴率が低迷とか、これからどのように展開するのかとか。

毎年、NHK大河ドラマは観てるのですが男性軽視的な傾向が年々強まり悲しいです。

そもそも幕末・明治維新は男社会の思想戦争であり、近代日本を造る歴史観であり、そして現代社会に生きる我々が日本人の本質を検証し再確認するために貴重な時代ですよね。

それ以前の歴史は現代日本人を検証するうえで史実に距離感があります。

どうでしょう、今の時代、あらゆる仕事で男性同様に女性起用を促進する風潮にあります.

先般に読んだ心理学本でのジェンダーレスに通じる問題、おそらくドラマづくりにも意識されていると思います。

個人的には、この「花燃ゆ」で現代に生きる女性を応援したい気持ちは理解できるのですが、この時代の教訓を現代の男性たちのどれだけが理解しているのか疑問に思います。

まず女性より、元気のない現代の若い男たちの心に届くリアリティーある幕末ドラマが必要でないでしょうか。

ちなみに小生の幕末のヒーローは、若い頃に読んだ司馬遼太郎の「世に棲む日日」と「竜馬がゆく」に感動し、高杉晋作であり、坂本竜馬となるわけです。

吉田松陰久坂玄瑞は死んでしまい、残す高杉晋作には史実に忠実にドラマのなかに描写して頂きたい。晋作も短命ですが。

高杉晋作は狂人・魔王・鬼才などと魅せられて暫くは小生も気が狂ってました笑 ん・・・今でも狂ってるって・・・そんな話は無しね笑

伊藤博文がお札になって高杉晋作がならないのは可笑しいと30代まで思っておりました。

ここで話題をちょっと寄り道します。

最近、巷を賑わしている安保法制について小生の主張はあります、が控えます。

ただ日本は法治国家であり、間接民主制議会政治なわけで、その結果に対しては尊重しないと一有権者として思うんです。毎回、必ず選挙投票はしてますよ、もちろん。

仮に某政党の主張する直接民主制が実現したら国民意識は上がるのでしょうが、少なくとも今の国民意識では大変危険だと感じます。

やはり政治に携わる方には一定以上の見識が必要であり、それには平和ボケに偏った戦後教育を冷静に検証しバランスよく補完し実践できる政治家に未来の日本をリードして頂きたいと一国民として切に願います。

安倍晋三首相の晋の字、高杉晋作の晋から取ったと勝手に思っていますが・・・?

伊藤博文高杉晋作の人物評価として
 「動ケバ雷電ノゴトク、発スレバ風雨ノ如シ」

幕末動乱の長州、その人間模様は現代を生きる男達には全く体験できないものであり、そのなかにみる高杉晋作の生き方には学ぶことが多いのではないでしょうか。

吉田松陰の思想を継ぐ、まさに高杉晋作の「狂」人の世界ですが、生死を超越した人間関係にみる社会性は現代人のその甘さを完膚なきまでに叩くでしょう。

なにも天才高杉晋作の生き方を現代社会に適用するような暴論ではなく、生き方の振れ幅として見識を深めないといけないと思うんです。

そのような歴史観が繋がる社会性をはじめ世界情勢までをバランス良く理解する有権者が全てならば直接民主制議会政治でも良いと思うのです。

残念ながら、それは理想ですし実現できない幻影なんです!

そのために有権者は間接民主制で個人の価値観に近い代議士を国会へ送り出さないといけませんよね。

そんな政治家や政党が現れないのが低い選挙投票率と政治に無関心にしてることなのでしょうか。

話題が大河ドラマ「花燃ゆ」に思うこと、高杉晋作、いまの社会意識の問題など思いつきで書きました。


ん?

・・・ バリバリバリ バリバリバリ バリバリバリ ∑(゚Д゚)


いまの時間、道路から轟くバイクの排気音が聞こえてます。

彼らは本当に可哀想で気の毒ですよ。あれだけのエネルギーと時間を無意味な活動で発散している。

あまりにも脆弱な世界に虚勢を張り、真の格好良さというものに気づけない。

自分にもあそこまで極端ではありませんが似たような時代はありました。

真の格好良さとは表面的な飾りつけや見せかけの形ではない!

若いうちに晋作や龍馬の世界に触れて頂きたい。

人生の転換点とはそのようなものです。それが教育のひとつの大きな目的です。

最後に言いたかったこと、これからの若者たち特に男たちにそのようなスポンジのような社会意識から早く抜け出してほしい・・・必ず抜け出せます。





サク