この時節に思ふよう・・・
お盆ですね。テレビでは帰省からのUターンで交通情報が流れています。
忙しく生きる凡庸な自分がご先祖さまとの束の間のふれあいで感傷的になります。
明日は戦後69年目の終戦記念日となりますね。
歳を重ね、此の時節にテレビで放映される戦争の記録は、脳が棘で刺激されて萎縮し、
記憶を上書きされるような不快な違和感となります。
大東亜戦争のリアルな記憶が全く無い時代に育ったものとして
語り部の世代が減ることに何か危機感に似た切迫した心地にもなります。
二日前に映画「永遠の0」を鑑賞しました。
本で読んだとき、冤罪で死刑囚になったような絶望的な悲哀で心が引き裂かれそう
でした。その時代の尊い命の犠牲のうえに今生きている命であること、あらためて
思います。
戦後日本からのレジュームなるものは日本が共に歩んできたアメリカニズムから
の脱却なのでしょうか。カルト教団に洗脳された信者のように破滅的な行動へ走らない
ように、その一人とならないように、、
そんなことをふと考える夜でございます。
サク