蝶樹の浅海人奇譚

to be or not to be anywhere to be that i will be … to be going to go on with the tortoise 'Saku' and my sincere companion , If justice is human love …

脳内補完で聴覚復活か!

 小生の左耳は高度難聴で補聴器があっても聴くことに障害がある。そんな人がヘッドフォン・セットを付けても、片耳の聴覚で音バランスが悪いのではないかと、多くの方は思うだろう。実は、小生はヘッドセットを利用している。

Bose QuietComfort 15 Acoustic Noise Cancelling .../BOSE
¥価格不明
をにノマド・スタイルといっている。。
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 脳内補完についてお聞きになったことがあると思う。有名なのは、視覚からの事例で下記のものが有名である。

脳内補完による文読み取り

かなりの乱れた文章であるが、文の頭部と尾部が正しければ、あとは脳が勝手に補完して文章の意味が理解できてしまう。これと同様なことが聴覚にも起こっていることに最近気付きはじめた。
 小生はノマド・ワーキングに傾倒しており、集中して何かするときは、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感に仮想現実的な空間として常に同環境を作り出し、どこでもオフィスを実現している。敢えて「ノマド」に耳慣れない方もおられると思う。直訳すれば「遊牧民」となるが、なにも砂漠や草原で家畜を放牧しながら生活しているものをいってるわけではない。現代社会、張り巡らされたネットワークを駆使して、ノートPCを中心に軽量でどこでも持ち運べるガジェットや小道具をトートバッグへ詰め込み、たとえオフィスが無くても全然問題にならないワーキング・スタイル、それがノマド・ワーキングだ。
 そこで話を戻すと、片耳の小生がヘッドセットを付けて音楽を聴くと、その音空間が両耳に広がり、左耳が聴こえてるような錯覚を感じるのだ。なんと、脳という器官は優れているのだろう。体調が悪いときには耳鳴りもひどいのだが、その耳鳴りさえも無くしてしまうのだ。脳内補完と耳鳴りの研究も大分されているようだ(参考ページ

 ヘッドセットを取り外すと、やはり左耳はまったく聴こえない。同じような境遇で悩んでいる方がいらしたら、是非試してほしい。このまま、左耳に刺激を与えていると元に戻るのではと思ってしまう。その可能性は皆無なのだが。

サクでした。
では!